新海誠監督「君の名は。」原作小説の
第四&五章のあらすじについて感想を
交えて書いていきます。

まだ、第三章を見ていない
という方はこちらからどうぞ!↓

君の名は。小説ネタバレあらすじ第三章

君の名は。第四章 『探訪』

鉛筆をひたすらに動かし、三葉と入れ替わっ
た際に見ていたあの町の風景を記憶を辿り
ながらスケッチブックに描く毎日。

図書館で借りた山岳図鑑やスマホで飛騨の
山並を検索し、断片を重ねあわせ、ようやく
湖の風景画を何枚か仕上げた瀧。

この週末、出かけよう。

瀧は三葉を探しに飛騨に行くことを決意
します。

とりあえず、三日分の下着とスケッチブック
をリュックに詰め、お守りのミサンガを手に
家を出て、まずは名古屋までの新幹線の切符
を買い、改札に向かっていると、そこで思わ
ぬ二人がいることに気が付きます。

その二人とは、司と奥寺先輩。

昨日、遠方の知人にどうしても会わなければ
いけない用事ができたので、留守中の言い訳
に使わせてほしいと司に頼んだことによって
SNSで知り合ったメル友に会いに行くと
勘違いした司。

(※だまされてるんじゃないかと心配して
奥寺先輩を呼んで、駆けつけてくれたみたい
ですね。瀧としては一人で探すのに集中した
かったでしょうから、これが良かったのか
悪かったのか・・・。)

このあと3人で飛騨の地へと行くことになり
ローカル線に乗り換えて、ようやく飛騨に
到着します。

そしてタクシーの運転手や、地元の様々な人
たちに、この場所を知らないか?とスケッチ
ブックを見せますが、これといった情報を
得ることができません。

途方に暮れる瀧。

夜も更け、晩ごはんを食べるために入った
ラーメン屋で、「もう東京に戻ろうかなと
弱音を吐く瀧に、「本当にそれでいいの?」
と真意を訪ねる奥寺先輩。

すると、そのラーメン屋のおばちゃんが、
瀧の描いた風景画に反応します。

「それ、昔のイトモリやろ?」

どうやらこの店の店主がイトモリの出身
だったということで、知っていた様子。

その町名を耳にし、瀧も突然思い出します。

「イトモリ・・・糸守町!そうだ、糸守町
です!」

しかしそれと同時に、糸守町は3年前に
彗星が落ち、壊滅したという情報も耳に
することに。

早速、糸守町を訪れた瀧達3人ですが、
眼の前に広がる光景は見るも無惨な廃墟と
化したものでした。

「ここがお前が探していた町だってこと
か?そんなわけねえだろ!三年前に
何百人も死んだあの災害、瀧も覚えて
いるだろ!?」

この司の言葉に瀧はハッとします。

まだ中学生だった頃に東京で見たティアマト
彗星の来訪。

その彗星が糸守町に落下していたのです。

更に詳しい情報を探る為、糸守町の近隣に
ある図書館へ。

そこで、彗星が落下した際に犠牲となった
人の名前が載っている名簿を発見します。

そこには見たくなかった名前が載っていま
した。

三葉の友達だったテッシーとサヤちん。

そして、、、

宮水一葉(82)
宮水四葉(9)
宮水三葉(17)

婆ちゃんと妹と共に載っていた三葉の名前を
見て、瀧は激しく混乱しました。

一泊するために入った旅館で、知りたくなか
った事実を目の当たりにして気を落とす瀧。

そこに、入浴を終えた奥寺先輩が部屋に
戻ってきます。

糸守町の資料本をめくりながら

「へぇ、糸守町って組紐の産地でもあった
のね。きれい。」

先輩と会話をする中で、とある言葉にひっか
かりを覚えます。

「瀧くんのそれも、もしかして組紐?」

右手首に巻き付いている紐。

これは、たしか・・・。

思い出せそうで思い出せない記憶。

しかしこれを辿れば何かに行きつくと考えた
瀧は、早朝、司と奥寺先輩に宛てた書き置き
を残し、旅館を後にします。

目指すは、三葉になった時に婆ちゃんと妹と
一緒に口噛み酒を奉納しにいったご神木の元

自分の足で行くには遠いので、昨日寄った
ラーメン屋の店主に近くまで車で運んで行
ってもらうことに。

(昨日、糸守町まで運んでくれたのも
この店主だったそうですよ。)

これ以上、登れないという地点まで運んで
もらい、そこからは自分の足で。

獣道をひたすらと歩んでいき、ついにあの時
見た巨木を発見します。

その巨木の根と岩の間にあるわずかな空間。

そこへ行くために階段を下り、真っ暗なその
場所でスマホの光を使い辺りを照らします。

すると目の前に浮かび上がった小さな社。

そこには苔で覆われた口噛み酒の瓶子が
並んでいました。

間違いなくあのとき奉納したものと一緒。

しかし奉納した時はピカピカだった瓶子が苔
で覆われているのをを見て、瀧はずっと胸の
中にあった考えを口に出してみます。

「俺は、三年前の三葉と入れ替わって
いた・・・?」

「入れ替わりが途切れたのはあいつが
死んだから」

色々と思考する中で、あの時聞いた婆ちゃん
の言葉を思い出します。

「ムスビ。捻れて絡まって、時には戻って、
またつながって。」

もしかして時間を戻せるのではないかと、
瀧は、三葉の口噛み酒を口に含みます。

でも、何も起きない。

・・・・・駄目なのか。

瀧が立ち上がろうとしたとき、ふいに足が
もつれ、転ぶ、と思った瀧。

しかし、いつまで経っても地面にぶつかり
ません。

視界がゆっくり回転し、やがて天井に目が
入るとそこには彗星が・・・。

その彗星が自分に向かって落ちてくる。

転んで頭を石に打ちつけられるのと、彗星が
瀧の体にぶつかったのは、同時でした。

ここで、「君の名は。第四章」は終了します。

君の名は。第五章 『再演』

彗星が、山間の集落に落ちる。
人がたくさん死ぬ。集落は滅びる。
時が経ち、また集落ができる。
栄える。それから永い時が経ち、
また彗星がやってくる。
ふたたび星が落ち、ふたたび人が死ぬ。
二度繰り返され、また永い時が経つ。

赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。

「あなたの名前は三葉」

優しげな母の声。

やがて三葉に妹が生まれる。

しあわせと引き換えのように母が病に倒れる。

「救えなかった・・・」

父は深く嘆く。

妻を亡くしたショック、そしてその妻に
似ていく娘は祝福であり、呪いだった。

「神社など続けたところで」

「婿養子が何を言う!」

父と祖母のいさかいが日に日に増す。

「僕が愛したのは神社じゃない!」

「出ていけ!」

父は耐え切れず家を出ます。

それからは、女3人の穏やかな生活が始まり
ますが、三葉にとって父に捨てられたという
感情は消えない染みとなって残ります。

・・・・・・これは、三葉の記憶?

そしてまた場面は変わり、

「今頃二人は一緒かぁ」

瀧と奥寺先輩のデートの日。

「私、ちょっと東京に行ってくるわ」
三葉は妹に言います。

・・・東京?

その夜、三葉はお祖母ちゃんに長い髪を
ばっさり切ってもらいます。

彗星を見に行こう、とテシガワラたちに
誘われている三葉。

駄目だ、三葉! 瀧は必至で叫びます。

そこにいちゃ駄目だ!町から逃げるんだ!

でも瀧の声は三葉には届きません。

三葉、逃げろ!

そして・・・彗星が・・・。


※「君の名は。第五章」で描かれていたのは
三葉の記憶。三葉が赤ん坊だった頃から、
今に至るまでの記憶が瀧の中に注がれます。

「君の名は。第五章」では、三葉の父に
ついても書かれており、

① 三葉の父が家からいなくなったのは、
妻を亡くしたショック、そしてその妻
に似ていく娘を見ているのが辛いから。

② 三葉が父を嫌うのは、捨てられたという
感情が残っているから。

この2点が明らかとなりました。

彗星が落下するシーンまでいったところで、
「君の名は。第五章」は終了します。

まとめ

ついに三葉が住んでいた、糸守町を見つけ
出した瀧!

ですが、まさか彗星が落下して三葉達が死ん
でいたという事実には衝撃を受けました。

ですが、ご神木の元に奉納していた三葉の
口噛み酒を飲んだことによって、また二人を
ムスビつけたのでないかと、そう予感させま
すよね。

まだ救いの手は残されているはず。

この調子で次は「君の名は。第六章」を
読み進めて、あらすじをまとめていこうと
思います。

小説「君の名は。」のあらすじと感想をお届け!第六章ネタバレ注意へ